旅行記事

フランス9

 ラ・トューレットに尾を引く気持ちがありながらも、次は先日行きそびれたランスに向かう。移動7時間。目当てはSANAAによるルーブルランス。シャトルバスも、なんと入館料も全て無料。ありがたや。円形の各プログラムが正形のプランにランダムに散りばめられ、細長い矩形の展示室がそこに接続される。洗練された外観と空間は、本館ルーブルのダイナミックな感じとまた違った舞台装置として彫刻群を引き立てている。しかし、空間の様相としてはもう日本で何度も見慣れた感がある。  館内のスタッフが片言の日本語を喋っている。やはり日本の建築家の設計だけあって日本人観光客も多いのか、色々と日本語について聞いてきた。ここランスは炭坑で栄えた街が閉山とともに徐々に廃れていき、美術館の建設と共に再興に活気づいている。フランスの辺境ともありかなりローカルな雰囲気が色濃いのだが、街全体や人々は垢抜けなくも、これからの新しい息吹に何かフワフワと昂揚している感じが気持ちいい。初心は美しい。見習うべきことです。  ようやく見たかった建築を余すことなく見終え、リターン トゥ パリ。ほぼ移動で終わった一日。


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